case01
単身赴任の夫をせめて家の近くに連れて帰りたい
単身赴任の夫を
せめて家の近くに連れて帰りたい
お客様:50代歳男性 脳梗塞
搬送前の課題
脳梗塞により飲み込む機能が低下し何度も誤嚥性肺炎を繰り返しており、喀痰吸引も頻回である。また褥瘡もあり適宜体位変換が必要である。
課題への対応
移動時でも使用可能な吸引器を持ち込み対応。新幹線内では専用個室にご乗車いただき横になった状態で過ごしていただく。体位変換に対してはブランケットを多めに準備し体交枕として使用する。
搬送した結果
新幹線到着後、その地域の同業者様と合流し病院まで移動。病棟看護師に移動中の状態を報告し搬送終了。
ご家族様より「状態が悪かったから連れて帰れると思っていませんでした。ありがとうございます。」とお言葉をいただく。
case02
吸引が必要だけど家族の結婚式に参加したい
吸引が必要だけど
家族の結婚式に参列したい
お客様:70代女性 頭頸部がん
搬送前の課題
頭頸部がんの手術後で気管切開をされており喀痰吸引は頻回、また気管切開部より唾液が多量にあふれ出る。車椅子に乗車する事はできるが自身で操作はできない状態である。
課題への対応
結婚式場に到着後、礼服に着替えるため介助を行う。式の節目ごとに吸引と気管切開部のガーゼ交換を実施し、参列中なども吸引器を持ち歩きいつでも実施できるよう準備し付き添う。
搬送した結果
無事に結婚式に参加する事ができ、家族写真にも笑顔で写られた。本人より「ありがとう。」と涙ながらにお言葉をいただく。
case03
余命1ヶ月の告知・・・家に帰って家族と過ごしたい
余命1ヶ月の告知・・・
家に帰って家族と過ごしたい
お客様:60代女性 肺がん
搬送前の課題
酸素吸入を7L/分でされており、在宅酸素の装置では対応不可。身体を動かすと呼吸困難が出現し急変するリスクもある。
課題への対応
大型の酸素ボンベ(1500L)を準備し対応。家の中での車椅子移動時は介助行い、ご家族での時間を邪魔しないためにも30分おきの状態観察以外は別室にて待機。
搬送した結果
軽度の呼吸困難はあったものの急変なく経過。旦那様と息子様が作られたカレーを食べ「いろんな想いがつまった味やわ・・・」と話され「また家に帰れるなら帰りたい。その時はよろしくお願いします。」とお言葉をいただく。
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